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榊 泰直; 中村 直樹*; 吉川 博; 上田 晋司*
Proceedings of 28th Linear Accelerator Meeting in Japan, p.467 - 469, 2003/08
大強度陽子加速器線形加速器では、その強烈なビームパワーにより、ビームトラブルが発生した際には最上流部では2秒以下でビーム停止動作を完了しなければならない。このような要求から、われわれは今回機器保護のための高速ビーム停止インターロック系を設計するに至り、インターロック動作時間を確認するための試作機製作をおこなった。試作機実測による、ビーム停止処理動作予測時間は1.05秒と非常に高速であり、実機での高速ビーム停止動作を確保できる目処を立てることができた。
恒岡 まさき; 藤田 秀男*; 永島 孝; 奈良 秀隆*; 石橋 正幸*; 原田 和彦*
プラズマ・核融合学会誌, 70(9), p.992 - 1002, 1994/09
本論文は核融合プラズマの高周波加熱法の1つである電子サイクロトロン共鳴加熱(ECRH)に用いられる発振源のジャイロトロンの実証実験に必要な高圧高安定化電源の制御と保護について述べたものである。特に長パルスジャイロトロンの運転には商用系統から受電するが、負荷保護に用いるクローバスイッチによって短絡させられる点が問題となる。これを解決するため交流のGTOスイッチを採用した。さらにジャイロトロンのカソード電圧を0.2%に安定化させるためレギュレータチューブを採用した。また、ジャイロトロンの高速保護のため高速インターロック回路を採用した。ここではこれらGTOスイッチの制御、レギュレータチューブの制御を明らかにし、さらに高速インターロック回路の動作について明らかにした。